葬祭ディレクター

葬祭ディレクターとは

DIRECTOR

厚生労働省認定の葬祭ディレクター技能審査の合格者を「葬祭ディレクター」と言います。一定の実務実績により受験資格を得ることができ、筆記試験、実技試験に合格した者のみが「葬祭ディレクター」を名乗ることができます。1級および2級の実務実績は下記になり、知識だけでなく、経験値や現場ノウハウも問われる審査になっています。

1級葬祭ディレクター認定カード
1級葬祭実務経験を5年以上有する者、
または2020年度以前に2級合格後2年以上葬祭実務経験を有する者
2級葬祭実務経験を2年以上有する者

葬祭ディレクター紹介

MEMBER

「故人様やご遺族の想いを反映できるのがいいお葬式だと思っています。例えば故人様が好きだった流行歌をBGMとして流すとか。よく『お葬式でそんなことできるの?!』と驚かれますが、ご相談いただければ大抵のことは実現可能だと思います」。

葬祭ディレクター、藤川 篤史の写真

そう葬儀の在り方について語る藤川は社内でもコミュニケーション能力が高いと評価の人物であり、本人もコミュニケーションを大切にしていると言う。「もちろん『どうしたいのか』をお聞きする事、つまりお客様と上手にコミュニケーションをとる事が私たち葬祭ディレクターの重要な仕事のひとつだと思っています。故人様のお好きだったもの、こだわっていたものなどをお伺いし、それを実現する。『良いお式だったね』と言っていただけるようなお葬式になるよう努めています」。

前職は整体師であったという異色の経歴の持ち主だが、今となっては葬祭ディレクターが天職だと感じているという。
「前職も施術の間マン・ツー・マンでお話しさせていただく事が重要だったのですが、この仕事もご遺族としっかりお話させていただく事が重要で、それが私には合っていると思いますね」。

葬祭ディレクター、藤川 篤史の写真

菅原がこの仕事をするきっかけが祖母の葬儀だったという。
「高校生の時、大好きなおばあちゃんが突然亡くなった事がショックで、葬儀の事を全く覚えていないんです。喪失感がすごくて。で、何年かしたら『私みたいな人を減らせないのかしら』と心理学や葬儀の仕事に興味を持つようになりました」。

葬祭ディレクター、菅原 千慧の写真

そんな経験から菅原はご遺族の心の整理の時間を最も大切にするよう心がけている。 「多くの方にとって葬儀は突然はじまって、慌ただしく過ぎていってしまうものかもしれません。しかし私はそんなときでも、むしろそんなときだからこそ、故人様とご遺族とのお別れをしていただく時間を大切にしたいと思っています。葬儀は故人様とのお別れの場ですが、残されたご遺族にとっては故人様がいない日常がはじまるきっかけでもあります。ご遺族の気持ちが前を向けるような、そんな時間をつくることが葬儀ディレクターとしての勤めであると考えています」。

本を読んだり、さまざまな情報収集をしながら、いつも葬儀について考えているという菅原。 「令和という時代になって、葬儀もどんどん新しい事を取り入れるようになるんだと思います。この先きっと私たちも知らないニーズが出てくると思いますが、柔軟に対応できるスタッフも揃っているので、どのようなご要望にも応えられる自分でありたいと思います」。

葬祭ディレクター、菅原 千慧の写真

佐藤は一級葬祭ディレクター、その仕事は最初のご相談からご遺体のケア、葬儀当日の司会進行までと多肢に渡るという。
「『初めてで何もわからない』とおっしゃる方が多いのですが、それは当然のこと。とにかく何でもご相談いただければ、後はプロである私たち葬祭ディレクターができるかぎりの事をお手伝いさせていただきます」。

葬祭ディレクター、佐藤 智陽の写真

特に訃報直後は動揺されているご遺族も多く、お話をお聞きしていく際に、ゆっくりと丁寧に対応する事を心がけているという。 「葬儀に何人くらい呼びたいのか、菩提寺があるのか、などさえお教えいただければ、私共から様々なご提案をさせていただきます。葬儀場選びはもちろんのこと、どのような式にしたいのか、またお出しするお料理や返礼品をどうするのかまで、故人様やご遺族のご希望にできる限りお応えしていきます」。

そんな佐藤の一番の思い出はアイスだという。 「故人様が最後にアイスを食べたかったのにかなわなかった、というお話をお聞きして、出棺の際にコンビニまで走ってアイスを添えて差し上げました。するとご遺族に涙を流すほど喜んでいただいて。ちょっとした気遣いがご遺族の方にきちんと伝わる事を改めて認識させていただきました」。

葬祭ディレクター、佐藤 智陽の写真